●RICE(ライス)の原則をご存じですか?
- ①Rest(レスト) 安静
- 痛みの強いときは痛みの楽な姿勢で安静にして下さい。
- ②Icing(アイシング) 冷却
- そして患部を氷水(0℃)で十分に冷やしてください。この時、患部以外が冷えないようにして下さい。
氷水は氷嚢か氷枕がベストですが、ビニール袋を使用する方法もあります。氷は必ず水で表面の霜を洗い流して使用して下さい。霜により冷えすぎて凍傷等の傷害を負う危険もあります。一度の冷却時間は20分以内です。30分位休ませてから再度冷却を繰り返して下さい。 - ③Compression(コンプレッション) 圧迫
- 痛い部分を圧迫すると楽になります。固定をしている場合は包帯やサポーター等の固定ははずさないでください。
注意・・・ただし、患部がパンパンに腫れて手先・足先が紫色になってしまったり、しびれたり、感覚がなくなったりなどの変化があったときは大至急固定をはずして安静にしてご連絡下さい。 - ④Elevation(エレベーション) 拳上
- 自分の心臓より患部を高くしておくと「ズキン・ズキン」といった痛みから解放されます。
寝るときなど足の痛い方は足の下に枕などを入れてすこし高くすると痛みが楽になります。手の痛い方なども胸の上に手をのせて寝てみてください。楽になると思います。
●お風呂はどうしたらいいの?
●湿布はどのくらい貼っておいていいの?
●テーピングはいつまで貼っておくの?
●お酒は飲んでもいいの?
●通院頻度はどのくらいが最適ですか?
- ◆痛みのつらい期間(集中治療期)→毎日
- 治療効果(調整後の効果持続)を出すために、定着安定期までは時間の許す限り毎日ご来院下さい。無理な時はお気軽にご相談下さい。
- ◆痛みが軽くなり動きが出てきたとき(治療期)→2~3回/週
- 日常生活を痛みを我慢して行え、少しずつ効果を実感できます。治り始めが肝心です。しっかり治療して下さい。ここでルーズになると治療期間が長引き、痛みも消えづらくなります。
- ◆ほとんど日常生活を痛みなく過ごせる(定着安定期)→1~2回/週
- 自信がでてきてテキパキと動けるようになる。ただ、疲れが早い。疲れると痛みが残る。
- 無事卒業
- 卒業後も日常生活の癖によるゆがみやバランスの崩れ、身体のバイオリズムが崩れたり疲れが蓄積して痛みを誘発したりなど、生きている以上十分に考えられます。そんな時は、気後れすることなくご自身のペースで再来院下さい。