- 人間は首から肩にかけて大小様々な筋肉があり、ただ座っているだけでも、体重の1/10の重さの頭を支えるために首や肩の筋肉は働いています。血液が不足すると、筋肉は酸欠状態になり、乳酸などの疲労物質がたまってきます。するとそれが刺激となって、筋肉の細胞から発痛物質が出て、神経を刺激し、こりや痛みが生じるようになります。肩こりの原因として多いのが、デスクワークなどで筋肉の緊張状態が長く続き、血行が悪くなり、肩こりを引き起こしているパターンです。
- ●長時間同じ姿勢
- ●めがねが合わない等の眼精疲労によるもの
- ●極度のストレスや緊張
- ●寒さ
- 肩を回すなどの簡単な体操をしたり、お風呂にゆっくりつかったりすると効果的です。こりがひどい場合には、水とお湯を交互にかけると、筋肉の緊張がほぐれ、血液循環もよくなります。マッサージや肩たたきも効果がありますが、あまり強くやりすぎるとかえって悪化させることもありますので、注意してください。また日ごろから正しい姿勢を心がけ、スポーツをしたりするなどして肩の筋肉を動かす習慣をつけることもよいでしょう。肩を冷やさないようにし、身体にあった寝具を選ぶことも大切です。